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2005.11.15 Tuesday

ユースカップ 浦和戦

051113浦和ユース戦その14

Jユースサハラカップ2005 予選リーグ Aグループ
2005年11月13日@日立柏サッカー場
柏レイソルU-18 7−1 浦和レッドダイアモンズユース
得点者:山本×2、大島、船山(PK) 、中臺、石戸×2

公式の試合結果

前半の布陣
−山本−−石戸−
中野−太田−中谷
−濱屋−−船山−
大島−須藤−小川
−−−桐畑−−−

予選リーグの首位と全勝突破を目指す柏の最終戦はほぼベストメンバーといっていい布陣で望むことになりました。対する浦和とは先週のアウェーゲームで2−1と勝ったものの僅差の勝負をしており、3年生の抜けた新チームながら侮れない相手という印象でした。

しかし、ゲームは思わぬ方向へと展開しました。
開始数十秒で得たCK、キッカー船山はショートコーナーを選択し左サイド中野が大きなクロスを放ちます。そしてファーの小川がヘッドでゴール前へ折り返すと山本が頭で合わせてゴール。柏があっという間に先制します。
051113浦和ユース戦その1

その後も柏が個人技とサイドを有効に使った攻めで優勢に試合を進めますが、スルーパスに反応して抜け出した浦和FWに柏キーパー桐畑がこれに反応して思い切った飛び出しを見せるものの、これがかわされゴール。試合はあっという間に振り出しに戻ります。
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柏のディフェンス陣は失点やピンチになると浮き足立つ悪い癖があるため、打ち合いにもなるかと思われましたが、柏ベンチが思い切った交代策に出ます。
前半22分、右サイド中谷を下げ、FW中台を投入します。中台はトップ下に入り、トップ下だった太田を右サイドへ。中谷もそれほど目に見えてひどい出来というわけではなかったので、あまりにも早い交代に怪我でもしたのかと思いましたが、守備の面でやや分が悪く、相手左サイドに何度か突破を許していたのでその対策からかもしれません。ともかくこれが功を奏しました。
柏攻撃陣が息を吹き返し、浦和ゴールへと迫ります。そして33分、CKから大島が頭で合わせて勝ち越しとなる2点目を奪います。
051113浦和ユース戦その4

柏ユースはサイドを軸に2列目、3列目が豊富な運動量で次から次に前線に繰り出しチャンスとあらばシュートを放つ、シンプルながら分厚い攻めで浦和を圧倒します。特に途中出場の中台の出来が素晴らしく、切れ味鋭い動きで幾度となく相手PAへ侵入を繰り返し、ついにPA内で倒されPKをゲットします。
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これをキャプテン船山が難なく決めて3点目。
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この時点で、浦和はぷっつりと緊張の糸が切れてしまったようでした。特にGKはパントキックを何度も柏へダイレクトで渡すミスを繰り返し、中台がループであっさり4点目。
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山本、大島、船山、中台と来て、これに闘志を燃やしたのかここまでいい動きを見せていたもののまだ未得点だったFW石戸が再三ゴールへ迫り、ついに前半終了間際、5点目をゲットします。
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前半だけで5−1。先週、互角以上の戦いを見せていたチーム同士とは思えない点差に、つくづく若いチームの怖さを思い知らされました。
後半開始時、浦和は心の折れたキーパーを変えて引き締めを図ります。

ここまで点差がつくと、攻め疲れや集中力の欠如、あるいは守りに入ったりしてなかなか追加点が入らないものですが、柏の攻撃は止まりません。
52分、中野のクロスから山本がポストで落として石戸が決め6点目。
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すると石戸に負けるかとばかりに、58分山本が技ありループで7点目。
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これは2桁得点もあるんじゃないかという勢いでしたがさすがに勢いが落ち、また選手も交代もあったりしてこのまま試合は終了。7−1で予選リーグの首位&全勝を大勝で締めました。

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この日の柏の攻撃陣は、良い意味で功名心に満ち溢れ、隙あらば得点を奪ってやろうという気概が貪欲で、そのために走り回ることを厭わず、かつ味方の動きを理解しあっていて、まるでガンバの前線みたいでした。
エースストライカーの2年生・山本はこの日2得点を追加し大会10得点目、現在得点ランキング堂々のトップ(タイ)に立っています。177cmと高さは平均的ですがポストもこなしジャンプ力とタイミングで空中戦にもヒケをとらず、さらにはループも撃てるなど技術もあり、なんと言ってもいて欲しいところに必ずいる最強のポジショニング。コンビを組む3年生の石戸はゴールへの意欲をむき出しにしたスピード感溢れる飛び出しとワンタッチであわせられる技術が魅力。Jリーガーで言うと佐藤寿人に近いタイプでしょうか。同じく3年生の中台は芸術肌のドリブラーで、ボールを持つと必ずチャンスを作り出します。この3人のFWに加えスピードと正確なパスを持つ1年生の司令塔・太田、荒削りが魅力の両サイド、左の中野、右の中谷(石田)が加わる攻撃陣はどこからでも点が獲れる、多大なる爆発力を秘めています。
ディフェンス陣もこの日は課題だった声もよく出し合っていて、多少の綻びはあったものの、集中力を維持するのが難しい展開で無難に最小失点に抑えてくれました(小川の負傷退場は少し心配ですが)。予選6試合で4失点は立派といっていいのではないでしょうか。3バックを組む大島・須藤・小川のレギュラーの2年生3人に加えサブの1年生堀田の全員がストッパータイプで、高さ・強さ・速さのフィジカル面での屈強さではおそらく全国でも屈指。課題はメンタル面ですが、決勝トーナメントを勝ち抜くには、この守備陣の頑張りがカギを握ることになると思います。

最後に船山。ちょっと疲れがあるのかややミスが目だったものの、いつもよりやや高めの位置でゲームをコントロール。キャプテンとしてこの日も人一倍声を張り上げチームの統率に精を出していました。またプレーでも何度か見せ場を作り、特に後半、高く上がったボールを見上げながら相手ディフェンダーが近づくとふっと脱力、相手が意表を衝かれて棒立ちになった瞬間に落ちてきたボールをダイレクトにロビングでゴール前に落としチャンスを演出したファンタジックなシーンは、この日観戦した全てのギャラリーを魅了しました。

さて、これで次はいよいよ決勝トーナメントです。まだ全日程を終了してはいないものの、3冠を狙うヴェルディ、昨年の覇者鹿島、強豪広島・ガンバ・横浜といった辺りは順調に決勝進出を決めています。柏はそれらに続く2番手グループという評価のようですが、3年生がまだ残っている(いつまで残るかは不明ですが)というアドバンテージもあり、組み合わせ次第ではこの大会の過去の最高成績である近藤、宇野沢らを擁した2001年の第3位を超える成績も狙えるのではないかと目論んでいます。
1回戦は12/4、これは出場18チームの「逆シード」2試合分だと思われるので、よほどの事がない限りは12月10日(土)または11日(日)に行われる2回戦からの始動になると思われます。
とりあえずはJリーグの終了までユースネタはしばらくお休み。願わくば去年のようにトップの事情でユースの試合の日程と開催場所が変更になったりしない事を祈ります(ああ、そんなオチか・・・)。

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