●FC東京戦を、湯浅健二さん風の文体で書いてみる。
中野太陽会の「柏」ワンポイント
第22節(2005年9月3日、土曜日)
●快勝と惨敗は表裏一体・・(レイソル対FC東京、4-2)
◎レビュー
せっかくだから、新規開通した「つくばエクスプレス」を体験しようと、秋葉原で乗り換えて柏の葉キャンパス駅からスタジアムへ向かいました。秋葉原からの乗換口を間違えて遠回りしたのはともかくとして、道中はさすが最新鋭のしかも日立製の車体、揺れも感じず快適な旅でした。でもネ・・駅からスタジアムまで、何もないのですよ。道中もほぼ一本道とは言え、案内板もあまり見当たらず不安になる人もいるのでは。せっかくたくさんのお客さんが来てくれるのに、これではあまりにも不親切ではと思ったのですが、すぐに「いやいや、今年は柏の葉でやる事もないし、別にいいや」なんて思い返した次第。
さて・・こんな「機会」は、そうそう巡ってくるものじゃない・・柏の葉で4得点なんて、初めての体験・・我々はいつまでも何度でもこの思いを反芻したい・・しかし、その大勝も一つ間違えばその陰には惨敗の危険性も潜んでいたのです・・ってな内容のコラムのはじまり、はじまり〜。
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ササ サルセードのFKで試合開始早々にFC東京が先制・・しかしこれがレイソルの選手にとって、彼らの攻撃的コンテンツへの着火点となったわけです。本来、レイソルのゲームスタンスは「前半はとにかく守りきる・・守備的コンテンツの構築から後半勝負」だったわけでが、試合開始と同時に1点ビハインドを背負った事で、少なくとも前半のうちに1点取り返さざると得なくなったのです。もしこの失点が前半終了間際だったら、選手たちもネガティヴな心理状態でゲームに臨まざるを得なくなったことでしょうが、つくづくサッカーというのは「ホンモノの心理ゲーム」であることの証左ってなところです。
さて話を戻しましょう。レイソルの布陣はこれまでの3バックから4バック・・薩川の左サイドバック起用はちょっとしたサプライズでしたが、これもFC東京の右サイド、石川と加地を徹底的に抑えるためとなると合点がいきます。結果として、そのタクティクスは実に上手くはまり、勝利の積極的ファクターの一つとなったのは言うまでもないでしょう。これまでの試合で大黒柱的存在だった土屋が、この試合に限ってはルーカス、ササ サルセードの技巧にやや振り回されていた事を考えると、この2トップと右サイドを分断し、FC東京本来の「攻撃のリズム」を乱す事が出来たのは非常に意味があったのですヨ。
スローインからあっさりと同点・・単に試合を振り出しに戻しただけでなく、レイソルの選手に攻撃のダイナミニズム、攻撃のリズムを生み出した事は大きかった。そして2点目、大谷の素晴らしいスルーパスからレイナウドが反転して土肥のカバーをはじくシュート。後半早々の3点目もまた大谷のスルーパスにレイナウドがトラップから反転して玉田にパスという美しい流れでした。
レイナウドの「ゴール前での落ち着き」はこれまでの決定力不足にあえいでいたレイソルになかったもの・・同時に最も欲しかったものでありました。このレイナウドの前半2得点で原監督はじめFC東京のメンバーには「レイナウド恐るべし」というシンドロームが芽生え、これが後半の玉田の爆発につながるのです。前半消えていた玉田ですが、これはクレーベルからレイナウドにボールを集めリズムを作れた事で、前線でボールが回り玉田が不用意に中盤まで下がって来なかった事を意味するのです。コンディションが決して万全とは言えなかった玉田ですが、良い意味でのボールへの欲求、フラストレーションを溜め、さらにレイナウドの大爆発に「刺激」を受け・・マークを散らした状態で本来の自然なフォームでボールに相対する事ができた・・そういう事なのです。
FWの話ばかりになってしまいました。中盤の話もしましょう。レイナウドという格好のパートナーを得て本来のトップ下のポジションで動きの「キレ」を取り戻したクレーベル・・彼のボールを持ってからのクラシックでエレガントなフォルムは、レイソルのまさにライフライン(攻撃的生命線)と言えるでしょう。大谷と明神という両ボランチ、左サイド矢野貴章に「守備は君たちにお任せ」とばかりに生き生きと動き回り、FC東京の守備ラインの不安ファクター(心理的な不安定要素)を増幅するというネガティブな心理揺動の誘発させていました。両ボランチは対照的でありながらどちらも大車輪の働きでした。大谷は見事なスルーパスで2点目と3点目を演出・・かつてエドゥーがデビューしたての大谷を「中田ヒデの再来」と評したのが今になって肯けます。対する明神はもはら汗かきディフェンスどころではなくレイソルの「汗」そのもの・・レイソルの体温を上げるも下げるも彼の動き次第・・神がかり的なボール奪取とインターセプトだけでなくボールホルダー(次のパスレシーバー)に対するチェイス&チェックアクションでまさにFC東京の中盤を不能に陥れました。矢野貴章の左サイド起用はちょっとしたサプライズの一つでしたが、始まってみると積極的なフォアチェックと神出鬼没の汗かきディフェンスで、左サイド問題に悩む早野監督からすれば「これで最後のピースは埋まった」てな感じだったのかもしれませんネ。ただそのおかげで攻撃の起点となり得なかったのは、課題と言えるでしょうがネ。
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しかし後半10分に玉田が決定的な4点目を奪ってからの時間帯は・・汗をかきすぎてちょっと体が冷えたのか、足が止まってFC東京の攻撃的アタックに闇雲にラインを下げて押し込まれる守備的コンテンツに変貌してしまいました。正直言って、この時間帯だけはいつものレイソルでしたヨ。ちょっと褒められない・・おかげで阿部吉朗に2点目を入れられてからは攻撃の「リズム」は完全にFC東京のもの・・南雄太の奇跡的なセーブが無ければ、最悪「同点に追いつかれるシナリオ」もあったかもしれません。レイソルの守備は、それほど組織的なプロセスではなく、どちらかというと個々のフィジカル的守備能力頼みであるせいか、いったん恐慌を来たすと、なかなか立て直せないので私は「こんな時こそ、明神なり波戸なりが強力なリーダーシップでコントロールを発揮できれば・・」と願いながらゲームを見ていました。
実際、チームは疲れて前半までのダイナミックさを失っていた・・こんな時に手腕を問われるのが監督の采配なのですが、早野監督はなかなか動かない・・否動けない。好ゲームの傍観者になってしまったのか、なまじ選手たちがいい動きを見せていると脳みそがオーバーヒートしてしまう・・。増田を投入したのは、2失点目から5分後でした。
交代したのはレイナウド・・確かにこの時間帯に高い位置でダイナミックなムーブでかつボールがキープできる増田の投入は間違っていないのですし、前線からのチェイスも積極的だったレイナウドは疲れてはいたのですが、見るからにハットトリックを狙うモチベーションで満ちていたレイナウドは怒り心頭・・その上ターゲットがいなくなってゲームは硬直してしまいました。最後には中澤聡太投入で守備固めをしなければならない始末。現状チームのディフェンダーの手駒を全て投入するというのは、いかがなものか・・と考えてしまいましたヨ。
終わってみれば4−2という数字だけなら圧勝でも、一歩間違うと惨敗の可能性もあった・・変則の4バックで小林亮に右サイドバックとアウトサイドを両方こなす事を強いた結果、小林亮の良さが消されてしまった・・セレッソ戦、千葉戦で上がりすぎた亮が戻りきれずピンチを招いた教訓から、亮には「不用意に上がりすぎるな」という指示があったのでしょう、普段見られる汗っかきオフェンス、いわゆる爆発的フリーランニングが影を潜め実にアグレッシブさを欠いた中途半端なムーブメント・・左サイドの貴章もオフェンス面での良さが消されてクエスチョン・・開始早々の失点という「刺激」を受けたレイソルの選手たちでしたが、後半の状態を見る限り相手の失態に助けられた面もあり、まさに「快勝と惨敗は表裏一体」なのだなあ・・なんて思った次第。
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とはいえ、FW2人がそれぞれ2得点という、これ以上ないコンテンツを見せてくれたレイソル、次戦はあの宿敵グランパス。レイナウドのマークがよりタイトになる事が確実なだけに、頼りにしたいのは玉田なのは言うまでもありません。はてさて、どうなることやら・・今週以上に、みなさんももっともっとレイソルを楽しみましょう。
(書き終っての感想)
長いよ!湯浅さんの文体を消化するのは難しい・・キーワードを追っただけになって、何を言いたいのかわからなくなってしまった。後半は単なる愚痴だし、最後飽きちゃった。湯浅さん独特の「ウザさ」とそれでいて「憎めなさ」を再現したかったんだけど。
ちなみにパクり元ネタはこちら。
第22節(2005年9月3日、土曜日)
●快勝と惨敗は表裏一体・・(レイソル対FC東京、4-2)
◎レビュー
せっかくだから、新規開通した「つくばエクスプレス」を体験しようと、秋葉原で乗り換えて柏の葉キャンパス駅からスタジアムへ向かいました。秋葉原からの乗換口を間違えて遠回りしたのはともかくとして、道中はさすが最新鋭のしかも日立製の車体、揺れも感じず快適な旅でした。でもネ・・駅からスタジアムまで、何もないのですよ。道中もほぼ一本道とは言え、案内板もあまり見当たらず不安になる人もいるのでは。せっかくたくさんのお客さんが来てくれるのに、これではあまりにも不親切ではと思ったのですが、すぐに「いやいや、今年は柏の葉でやる事もないし、別にいいや」なんて思い返した次第。
さて・・こんな「機会」は、そうそう巡ってくるものじゃない・・柏の葉で4得点なんて、初めての体験・・我々はいつまでも何度でもこの思いを反芻したい・・しかし、その大勝も一つ間違えばその陰には惨敗の危険性も潜んでいたのです・・ってな内容のコラムのはじまり、はじまり〜。
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ササ サルセードのFKで試合開始早々にFC東京が先制・・しかしこれがレイソルの選手にとって、彼らの攻撃的コンテンツへの着火点となったわけです。本来、レイソルのゲームスタンスは「前半はとにかく守りきる・・守備的コンテンツの構築から後半勝負」だったわけでが、試合開始と同時に1点ビハインドを背負った事で、少なくとも前半のうちに1点取り返さざると得なくなったのです。もしこの失点が前半終了間際だったら、選手たちもネガティヴな心理状態でゲームに臨まざるを得なくなったことでしょうが、つくづくサッカーというのは「ホンモノの心理ゲーム」であることの証左ってなところです。
さて話を戻しましょう。レイソルの布陣はこれまでの3バックから4バック・・薩川の左サイドバック起用はちょっとしたサプライズでしたが、これもFC東京の右サイド、石川と加地を徹底的に抑えるためとなると合点がいきます。結果として、そのタクティクスは実に上手くはまり、勝利の積極的ファクターの一つとなったのは言うまでもないでしょう。これまでの試合で大黒柱的存在だった土屋が、この試合に限ってはルーカス、ササ サルセードの技巧にやや振り回されていた事を考えると、この2トップと右サイドを分断し、FC東京本来の「攻撃のリズム」を乱す事が出来たのは非常に意味があったのですヨ。
スローインからあっさりと同点・・単に試合を振り出しに戻しただけでなく、レイソルの選手に攻撃のダイナミニズム、攻撃のリズムを生み出した事は大きかった。そして2点目、大谷の素晴らしいスルーパスからレイナウドが反転して土肥のカバーをはじくシュート。後半早々の3点目もまた大谷のスルーパスにレイナウドがトラップから反転して玉田にパスという美しい流れでした。
レイナウドの「ゴール前での落ち着き」はこれまでの決定力不足にあえいでいたレイソルになかったもの・・同時に最も欲しかったものでありました。このレイナウドの前半2得点で原監督はじめFC東京のメンバーには「レイナウド恐るべし」というシンドロームが芽生え、これが後半の玉田の爆発につながるのです。前半消えていた玉田ですが、これはクレーベルからレイナウドにボールを集めリズムを作れた事で、前線でボールが回り玉田が不用意に中盤まで下がって来なかった事を意味するのです。コンディションが決して万全とは言えなかった玉田ですが、良い意味でのボールへの欲求、フラストレーションを溜め、さらにレイナウドの大爆発に「刺激」を受け・・マークを散らした状態で本来の自然なフォームでボールに相対する事ができた・・そういう事なのです。
FWの話ばかりになってしまいました。中盤の話もしましょう。レイナウドという格好のパートナーを得て本来のトップ下のポジションで動きの「キレ」を取り戻したクレーベル・・彼のボールを持ってからのクラシックでエレガントなフォルムは、レイソルのまさにライフライン(攻撃的生命線)と言えるでしょう。大谷と明神という両ボランチ、左サイド矢野貴章に「守備は君たちにお任せ」とばかりに生き生きと動き回り、FC東京の守備ラインの不安ファクター(心理的な不安定要素)を増幅するというネガティブな心理揺動の誘発させていました。両ボランチは対照的でありながらどちらも大車輪の働きでした。大谷は見事なスルーパスで2点目と3点目を演出・・かつてエドゥーがデビューしたての大谷を「中田ヒデの再来」と評したのが今になって肯けます。対する明神はもはら汗かきディフェンスどころではなくレイソルの「汗」そのもの・・レイソルの体温を上げるも下げるも彼の動き次第・・神がかり的なボール奪取とインターセプトだけでなくボールホルダー(次のパスレシーバー)に対するチェイス&チェックアクションでまさにFC東京の中盤を不能に陥れました。矢野貴章の左サイド起用はちょっとしたサプライズの一つでしたが、始まってみると積極的なフォアチェックと神出鬼没の汗かきディフェンスで、左サイド問題に悩む早野監督からすれば「これで最後のピースは埋まった」てな感じだったのかもしれませんネ。ただそのおかげで攻撃の起点となり得なかったのは、課題と言えるでしょうがネ。
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しかし後半10分に玉田が決定的な4点目を奪ってからの時間帯は・・汗をかきすぎてちょっと体が冷えたのか、足が止まってFC東京の攻撃的アタックに闇雲にラインを下げて押し込まれる守備的コンテンツに変貌してしまいました。正直言って、この時間帯だけはいつものレイソルでしたヨ。ちょっと褒められない・・おかげで阿部吉朗に2点目を入れられてからは攻撃の「リズム」は完全にFC東京のもの・・南雄太の奇跡的なセーブが無ければ、最悪「同点に追いつかれるシナリオ」もあったかもしれません。レイソルの守備は、それほど組織的なプロセスではなく、どちらかというと個々のフィジカル的守備能力頼みであるせいか、いったん恐慌を来たすと、なかなか立て直せないので私は「こんな時こそ、明神なり波戸なりが強力なリーダーシップでコントロールを発揮できれば・・」と願いながらゲームを見ていました。
実際、チームは疲れて前半までのダイナミックさを失っていた・・こんな時に手腕を問われるのが監督の采配なのですが、早野監督はなかなか動かない・・否動けない。好ゲームの傍観者になってしまったのか、なまじ選手たちがいい動きを見せていると脳みそがオーバーヒートしてしまう・・。増田を投入したのは、2失点目から5分後でした。
交代したのはレイナウド・・確かにこの時間帯に高い位置でダイナミックなムーブでかつボールがキープできる増田の投入は間違っていないのですし、前線からのチェイスも積極的だったレイナウドは疲れてはいたのですが、見るからにハットトリックを狙うモチベーションで満ちていたレイナウドは怒り心頭・・その上ターゲットがいなくなってゲームは硬直してしまいました。最後には中澤聡太投入で守備固めをしなければならない始末。現状チームのディフェンダーの手駒を全て投入するというのは、いかがなものか・・と考えてしまいましたヨ。
終わってみれば4−2という数字だけなら圧勝でも、一歩間違うと惨敗の可能性もあった・・変則の4バックで小林亮に右サイドバックとアウトサイドを両方こなす事を強いた結果、小林亮の良さが消されてしまった・・セレッソ戦、千葉戦で上がりすぎた亮が戻りきれずピンチを招いた教訓から、亮には「不用意に上がりすぎるな」という指示があったのでしょう、普段見られる汗っかきオフェンス、いわゆる爆発的フリーランニングが影を潜め実にアグレッシブさを欠いた中途半端なムーブメント・・左サイドの貴章もオフェンス面での良さが消されてクエスチョン・・開始早々の失点という「刺激」を受けたレイソルの選手たちでしたが、後半の状態を見る限り相手の失態に助けられた面もあり、まさに「快勝と惨敗は表裏一体」なのだなあ・・なんて思った次第。
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とはいえ、FW2人がそれぞれ2得点という、これ以上ないコンテンツを見せてくれたレイソル、次戦はあの宿敵グランパス。レイナウドのマークがよりタイトになる事が確実なだけに、頼りにしたいのは玉田なのは言うまでもありません。はてさて、どうなることやら・・今週以上に、みなさんももっともっとレイソルを楽しみましょう。
(書き終っての感想)
長いよ!湯浅さんの文体を消化するのは難しい・・キーワードを追っただけになって、何を言いたいのかわからなくなってしまった。後半は単なる愚痴だし、最後飽きちゃった。湯浅さん独特の「ウザさ」とそれでいて「憎めなさ」を再現したかったんだけど。
ちなみにパクり元ネタはこちら。

