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2007.04.19 Thursday

4/14駒沢・大学サッカーとレスリング

20070414明治×中央01

ちょっと前の話になりますが、14日土曜日に駒沢陸上競技場に大学サッカーを見に行ってきました。
まず第1試合は明治大学と中央大学。試合は明治が前半早々と2点を先制すると、後半にも1点を追加(一番上の写真)。
20070414明治×中央02
さらには中央がゲットしたPKをキーパーが止めるなど、攻守ともに好調だった明治が完勝しました。

2試合目は前年度の全日本王者王者(決勝の様子はこちら)の駒澤大学と、国士舘大学の対戦。こちらは1試合目と打って変わって打ち合いになりました。前半駒澤が先制し1−0で迎えた後半。
20070414駒澤×国士01
セットプレーのチャンスで国士が押し込み、同点に。

20070414駒澤×国士02
20070414駒澤×国士03
しかし駒澤が立て続けにやってきたチャンスをものにしあっという間に2点差に突き放すと、国士もよく粘り、再びセットプレーから得点し1点差にしますがタイムアップ。3−2のスコアで駒澤が勝利しました。

第1試合の明治、第2試合の国士舘にはそれぞれレイソルユースのOBが所属しているのですが、この日は残念ながら両名ともにベンチ。今後の活躍に期待したいです。

サッカー観戦後、陸上競技場の隣にある体育館に人だかりが出来ていたのでなんだろうと思ってみてみると、「クイーンズカップ」という女子レスリングの大会をやっていました。
入場料も無料だし、元々格闘技も好きで、レスリングにもちょっと興味があったのでいい機会とばかりに入ってみる事にしました。

レスリングは最も歴史の古い格闘技の一つであり、古代オリンピック時代から競技種目になっていたにもかかわらず、物凄く短いサイクルでルールがコロコロ変わる、変な競技でもあります。
基本的には、素手で、打撃や関節技を用いずに相手の両肩を1秒以上マットにつける「フォール」(いわゆる一本勝ち)と、ポイントによる判定で優劣が決まるというのは変わらないのですが、試合時間や階級など細かい点が毎年のように変更されています。
現時点でのルールは、2分を1ピリオドとしての3ピリオド制。2本先取した方が勝ち、のようです。

このクイーンズカップは、今年9月の世界選手権の代表選考会を兼ねていて、その世界選手権での成績次第では北京五輪の代表が内定するので、非常に重要な大会です。

入ってみると、各階級の決勝戦が始まっていて、ちょうど72kg級決勝の浜口京子と佐野明日香の試合が始まるところでした。
アテネ五輪同級銅メダリストの浜口京子はテレビとかでもお馴染みなので、ご存知の方も多いかと思います。

20070414クイーンズカップ浜口×佐野02
レスリングの試合は、こうやってお互い組み合うところから始まるのが基本です。

20070414クイーンズカップ浜口×佐野01
で、タックルとかで相手を重心を崩したりしてポイントを奪っていくわけです。

20070414クイーンズカップアニマル
ご存知、父親でコーチのアニマル浜口です。すごい存在感でした。

20070414クイーンズカップ浜口01
実は大昔、アニマル浜口の道場に行った事があるんですけど、当時高校生くらいだった京子がいて、その頃から男子とガンガンスパーリングやってたんですよね。そりゃあ強くなるよなあ。

20070414クイーンズカップ浜口02
結局、浜口が1ポイントも許すことなく2本連取で優勝、喜びの“雄たけび”を挙げる浜口。

20070414クイーンズカップ浜口03
当日テレビで中継もされていたそうなんですが、優勝インタビューに応える姿も、さすが堂に入ってますね。

20070414クイーンズカップ浜口04
物凄い数の浜口応援団。彼ら専用の「ひな壇」が出来てそこをぎっしり埋めてました。

続いては48kg級。アテネ五輪同級銀メダリスト・伊調千春と坂本真喜子の対戦です。

20070414クイーンズカップ伊調千春×坂本01
選手の入場時にはこんなライトアップや入場曲まで。

実は伊調千春と坂本の間には因縁があって、17歳で日本王者の肩書きをひっさげて中京女子大に進学した坂本の前に立ちはだかったのが大学の先輩、伊調千春。同じ大学同士でアテネ五輪代表の座を争い、結果勝利した千春はアテネ五輪で銀メダルを獲得します。
敗れた坂本は、その後大学を中退し、所属を変えて北京五輪金メダル、打倒伊調千春の道を選択したのです。19歳の決断でした。

元同僚で公式戦でも6度目の対戦だけに、お互いに手の内を知り尽くした間柄。ポイントが取れないまま第1ピリオドの2分が終了します。
ピリオドごとに必ず優劣を付けないといけないルール(らしい)なので、30秒の延長戦に入ります。この際、コイントスで一方が有利な体勢をとる事が出来ます。20070414クイーンズカップ伊調千春×坂本02
コイントスの結果、青いタイツの坂本がタックルに入った、有利な体勢からリスタートする事に。しかし・・・。

20070414クイーンズカップ伊調千春×坂本03
赤いタイツの千春、このタックルをうまく返し、逆にポイントを奪います。

20070414クイーンズカップ伊調千春×坂本04
これが決め手になって、結局千春がピリオド2本続けて連取。代表の座をもぎ取りました。
今回の千春は素人目に見ていても手堅く、自分からは不用意にしかけず、いわゆるカウンターというか返し技を
狙う水戸ちゃんみたいなスタイルでした。って彼女の場合は最終的にはちゃんと勝ちますけど。

さて続いては55kg級、吉田沙保里と松川千華子の試合。

20070414クイーンズカップ吉田×松川01
写真の右側、赤いタイツの方がアテネ五輪同級金メダリストの吉田です。その名前は、最近CMなどで露出もかなり増えたこともあって、知ってる人もかなり多いんじゃないでしょうか?
“国内6年間負けなし”“国際試合100連勝”“五度の世界一”これら全てを現在も継続中という、まさに「世界一強い女」です。
で、実際に生で見たら、どういうところが強いのかわかるかな?と思ったんですが・・・

全部強かった(笑)

20070414クイーンズカップ吉田×松川02
20070414クイーンズカップ吉田×松川03
20070414クイーンズカップ吉田×松川04
20070414クイーンズカップ吉田×松川05
20070414クイーンズカップ吉田×松川06
20070414クイーンズカップ吉田×松川07
20070414クイーンズカップ吉田×松川08
もうなんだか、これらの写真の数々を見ていただければわかりますが、まさに相手に付け入る隙を与えず、世界一と呼ばれる高速タックルをはじめとして、圧倒的な力の差を見せ付けて優勝しました。
相手の松川もアジア王者だし、この大会の準決勝では51kg級の世界王者、坂本日登美を破って勝ち進んできたくらいですから、決して弱い選手じゃないと思うんですが、それがどうしたって感じでしたね。日本のみならず世界中の誰が相手してもこんな感じなんじゃ?と思わせる、磐石の強さでした。

最後が63kg級決勝・伊調馨と正田絢子の対戦です。
伊調馨は前述の伊調千春の妹で、アテネ五輪の同級金メダリスト。正田は1階級下の59kg級の世界王者。世界チャンピオン同士の対決です。

ちなみに、女子レスリングの場合は全日本選手権や通常の国際試合だと、48・51・55・59・63・67・72の7階級なんですが、オリンピックだけ48・55・63・72の4階級しかないんですよ。なので、今回のようにオリンピックの代表につながる試合には、各階級の王者が階級を変更して出場してくるのです。
尤も、今回の正田は元々は63kg級の選手だったりするのですが。

20070414クイーンズカップ伊調馨×正田01
伊調馨。ちょっと顔がウチの近藤直也風味入ってませんか??

20070414クイーンズカップ伊調馨×正田02
20070414クイーンズカップ伊調馨×正田03
20070414クイーンズカップ伊調馨×正田04
20070414クイーンズカップ伊調馨×正田05
20070414クイーンズカップ伊調馨×正田06
20070414クイーンズカップ伊調馨×正田07
これまで何度も対戦している二人だけあって、内容も拮抗。第2ピリオドの延長戦、コイントスで優位な体勢となった馨がポイントを奪取。勝利を決めました。

日本の女子レスリング界は世界でもかなり強い部類で、彼女たち以外にも世界で実績を残している選手はいるのですが、終わって見ればアテネ五輪のメダル・カルテットが順当に優勝。決勝ではいずれもポイントを許すことなく、その強さを見せつけました。
トップの4人がここまで強いのはなぜか、その強さの秘密を柏レイソルがこれから目指していくものに見出すことは出来ないか、考えていこうかと思いましたが、あまりにも長いエントリに若干飽きてきたのと、サッカーのブログで女子レスリングについて長々と語っていると読者から「キモい」と引かれているのではないかという懸念に襲われたため、この項ここまでとします。

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