●クラブユース予選 1次リーグ vs横河武蔵野

| 平成19年度 日本クラブユース予選 関東U−18 1部1次リーグ 第1節 2007年4月8日(日) 13:00KICKOFF 日立台人工芝G | ||||
| 柏レイソルU-18 | 6 | 3-0 | 1 | 横河武蔵野FC ユース |
| 3-1 | ||||
| 工藤 壮人 指宿 洋史 武富 孝介 太田 徹郎 篠原 翔 太田 徹郎 | '11くらい '39くらい '41くらい '64くらい '77くらい '82くらい '85くらい | 11番 | ||
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vs横河武蔵野 開始時
| 24指宿/2 | 09工藤/2 | ||
| 10武富/2 | 11山崎/2 | ||
| 06畑田/2 | 05山中/3(c) | ||
| 07輪湖/3 | 02御牧/2 | ||
| 20島川/2 | 03豊嶋/3 | ||
| 01岡田/3 | |||
いよいよ始まりました、新年度1発目、ユース3大タイトルのひとつ、クラ戦こと日本クラブユース選手権。関東予選の1次リーグです。
今回始まった日本クラブユース選手権(以下クラ選)の流れを簡単に説明します。
まず関東予選1次リーグを戦います。これは特に突破条件とかはありません。続く2次予選の組み分け基準としての順位がつけられるだけです。
そして1次予選の順位に従って、プリンスリーグ、1部〜3部に所属する各クラブから2次予選の組み合わせを決めます。
柏レイソルU-18(以下柏ユース)は1部に所属、ジェフ、大宮、川崎、横河武蔵野、トリプレッタが同じリーグで争う相手になります。
詳しくは下記のページを見てください。
2007JCY関東大会:関東クラブユースサッカー連盟
そして2次予選に進み、そこで各グループの上位2位までが無条件で全国大会に出場。関東からは9位までが全国に進めるので、3位のチーム同士で関東9位決定トーナメントを行うことになります。
昨年の柏ユースは、2次リーグにおいて“よみうりランドの死闘”“東戸塚の衝撃”などの死闘を演じマリノスユースに続く予選2位、関東8位で全国大会に出場しました。Jビレッジで行われた全国大会ではエース山本のハットトリック、比嘉の衝撃デビュー、広島との2度の戦いの末堂々の全国3位に輝きました。
とりあえずは、この1次予選で、来る全国大会に向けて新チームの試運転といきたいところです。
今年はユースも新体制となり、監督も替わりました。
去年までの清川体制では、2004〜2005年が柳澤・船山ら強力なタレントを擁し、中盤の底からパスを送り込み前線の走力で点を取るという、ある意味で選手の能力を最大限に生かしきる個のサッカー。2006年はU-15監督から昇格してきた吉田コーチのスタイルも取り入れた、徹底したポゼッションサッカーでした。
今年就任した芳賀新監督のスタイルはどのようなものなのか、初陣となる今回、興味を持って観戦してきました。
さて、まずは試合展開。というか得点経過。

スペースの裏に出したパスに工藤が飛び出し、キーパーとの1vs1を交わして先制。

中央からパスをまわし、ゴール前のパスのやりとりから指宿が決め2点目。

右からの大きなクロス、キーパーがはじいたところを武富が押し込み3点目。

ハーフタイム。もう葉桜ですね。
後半開始。

点差がついたところで引いた相手に柏の方も攻めあぐね、やや膠着した展開に。
左サイドの裏のスペースに放り込まれ、その処理をミスしてゴール前に詰められ、シュート。キーパー岡田いったんはセーブもはじいたところを押し込まれ失点。
ここで流れをを変えたのが途中投入された右サイド篠原。キレキレのドリブル突破でチャンスを作り、自ら得たCKでキッカーとなり、

同じく途中投入の太田が頭でズドン。4点目。
篠原の勢いはまったく止まらず、縦の突破からシザースで相手を交わして中に切れ込み、再三のチャンスを作ります。

右サイドバック御牧がスペースの裏に放り込んだクロスにあわせて走りこみ、それをトラップして(このエントリ1番上の写真)そのまま持ち込み豪快にゴール!

これには思わず味方も拍手。
この後太田がさらに追加点をあげ6点目でフィニッシュ。失点は課題として残りましたが、まずまずの結果となりました。
この新チームの戦いぶりを見て、新監督の色が早くも少しずつ出始めているかな、と思えた部分と去年までの色が残っている部分が少しでも把握できたのは収穫でした。
去年までは、華麗なパスワークは魅力的でしたが、ポゼッションに拘るあまり、プレスをかけられると脆かったり、人は走らずボールを走らせることを意識するあまり後半走り負け試合を落とすというシーンも目立ち、強さとモロさの両面を持ち合わせたチームだったような気がします。
またセーフティ第一で、完全に相手を崩すまでは絶対にシュートを打たず、せっかくいいところまで持ち込んでも結局ボールを戻して最終ラインでボール回しなおす、というシーンも多々見られました。
今日の試合では、パスワークも残しつつ、攻撃のプロセスをシンプルにして、なおかつこれまであまり見られなかったプレスの意識も見られ、ちょっとトップのスタイルに合わせようとしてるのかな、と感じられました。これは(芳賀監督を招聘した)竹本GMの意向もあるのかな?
ゴールまで迫ってもなかなかシュートを撃てずにやきもきさせられた場面が何度かあったのは、これからの課題でしょうか。
まあ、ぶっちゃけで言うとそんなに内容はよくなかったんですけどね。
その流れを変えたのが、途中投入された篠原でした。中だるみしてきた後半途中に投入されたと同時に、切れ味鋭いドリブルで再三の果敢な突破。シザースをはじめとする華麗なフェイント技術とゴールへの意識で相手DFをズタズタにし、1ゴール2アシスト、後半の3ゴール全てに絡む大活躍でした。
彼が1年の頃から見てて突破力のある選手だというのは認識していたけれど、それでもなおこの日は見違えるような動きで、何度も「この選手本当に篠原…?」と思ったほどです。
ちなみに今年の新人戦でも同じように投入直後に単独突破でゴールを決めていますが、どちらかと言うとおとなしくて、あまりアピールしない選手だと思ってました。
これが彼の普通の力かもしれないけれど、この時期の選手ってちょっとした事で大きく伸びる事がありますから、もしかしたらそういう時期に来ているのかもしれません。この予選リーグで千葉や川崎、大宮といった、柏と同じかそれ以上の実力を持ったチームと対戦した時に同じようなパフォーマンスを出せるか、楽しみでもあります。

また、同じく途中投入で篠原と息のあったところを見せ2ゴールを挙げた太田。今年の春季キャンプにも参加したことで彼の名前を覚えている方もいるかもしれません。
現在の柏ユースでまぎれもなく大黒柱、柏ユースは太田のチームだと言っても過言ではない、それほどのポテンシャルを持った選手です。
優れた突破力とキープ力、抜群の得点感覚を持ち合わせており、トップ下、ウィングからサイドバックまで全ての左右サイド、そしてセンターFWをもこなす、柏ユース伝統のユーティリティ性の持ち主でもあります。あまりにも使い勝手がよすぎてこれまであまりポジションを固定されてきませんでした。本来は中盤でチャンスメークが一番の持ち味を発揮できるポジションなのかなと思ってますが、今年はFWで行くみたいです。

あと試合中で面白かったシーンが、5点目の直前にありました。
右サイドバックの御牧が、篠原に向かって「スペースの裏に大きいボール出すから、それに合わせて走り込んでくれ、絶対にうまくいくから」という趣旨の事を話してたのが聞こえたんですよ。
そして実際にそのチャンスが来たと見るや御牧が見事なクロスを蹴って、そして篠原もそれにドンピシャで合わせて、5点目に結びついたのです。
単に自分が試合中の選手の会話とか聞く事がないので普段からこういう会話はちゃんとしてるってだけかもしれませんが、その光景は新鮮だったし、(コーチ陣がいるサイドと反対側のエリアだったから)間違いなく選手が自分自身で考えて、それを実行に移した、実に頼もしいし、どんどんやって欲しいなあと感じたのでした。
柏ユースは現時点では全国レベルで見るとあまり強いとは言えないチームですし、今もまだ課題はいっぱいありますが、それを克服して、見ていて楽しいサッカーで成績も残して、トップにも優秀な人材をどしどし送り込んで将来的に「俺この選手ユースの頃から見てるんだよ」と自慢させて欲しいものです。


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