2007.01.08 Monday

インカレ1回戦 流通経済大vs福岡大

20070107阿部嵩

全日本大学サッカー選手権大会 決勝トーナメント1回戦
2007年1月7日@国立西が丘サッカー場
流通経済大学00-00福岡大学
0-0


0延前半0
0延後半0
5 PK戦 4


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先日の鎌田エントリでお伝えしたように、現在インカレ開催中です。
流通経済大学は予選グループを1位で通過。決勝トーナメントへと駒を進めました。
対戦相手は予選グループで同組だった福岡大学。この時は流経大が勝利しましたが、夏の総理大臣杯では2回戦で同大にPK戦の末に敗れており、実力は伯仲といったところ。この一戦で雌雄を決したいところです。
今日の目当てはなんと言ってもレイソルへの入団を決めた阿部嵩。残念ながらこの日はベンチスタートでありました。
この日の西が丘は、というより東京北部はJR各線が止まるほどのとてつもない強風が吹き荒れ、両チームともに苦しめられます。
福岡大のメンバー表なんかすごいことに。
20070107福岡大

タレント上回るのは流経大、キャプテンで横浜FC内定のFW難波。半袖で気合入ってます。
20060107難波
守備もこなすし、スペースの裏からの突破や難しいクロスへの思い切って飛び込みなんてのも見られたのですが、いかんせん今回はシュートが少なすぎましたね。

鹿島内定のMF船山祐二。
20070107船山兄
FWとして出場、途中からはおそらく本来のポジションだろうトップ下に。強風と相手の固い守りに持ち味を生かせなかった感じ。

さらにサイドやボランチにも個人技に長けた選手を揃え、サイドを生かした攻めを見せる。
一方の福岡大は、キャプテンで鳥栖入団が内定しているGK赤星を中心に、きっちりと人数をかけた堅実な守備で流経大に思うようなスペースを与えない。
20060107福岡大その2
この福岡大、守りは組織的なのに攻めの方は個人まかせなので単発止まり。どちらも決定的なシーンを作り出せない。

両大無得点のもどかしい展開の中、後半阿部嵩交代で登場。
20070107阿部嵩その2

阿部嵩は本来のポジションであるサイドバックではなく、左ボランチの位置に。すぐさま周囲に指示を飛ばす。
20070107阿部嵩その3

どういう動きをするのかなと思ったら、守備の方は専らボランチの相棒である23番武井にまかせ、どちらかというと攻撃的な役割を指示されていたようです。
だから例えば誰かがサイドからボールを持って相手陣内に上がると、
20070107阿部嵩その4
わかりづらい写真で申し訳ないですが、右端にいるのが阿部嵩。こんな風に中盤から前線に上がってボールを待ったりとか、

20070107阿部嵩その5
これまた汚い写真で申し訳ない。ゴール前への惜しい飛び出しも見せたり。ボールへの嗅覚が鋭い選手なんですかね。公式の入団発表リリースで「うしろからの攻撃参加がアピールポイント」と語っていたのも頷けます。

両チーム無得点で前後半を終え、延長戦に突入直後に相棒武井が2枚目のイエローで退場となるアクシデント。そのためほぼ阿部嵩は1ボランチとなり以降ほとんど攻めには参加することなく試合を終えました。

もともと、この1試合でどういう選手か判断するつもりもなかったのですが、試合後に流経の試合をよく見ている人に話しを聞くと、普段は右サイドバックなので、ボランチをやるのは今回が初めてなのでは?という話。
流経大サッカー部のサイトではMF登録となっている阿部ですが、昨年の出場記録を調べてみたところ
03.19 0-2 アルテ高崎(JFL)
03.28 3-0 ソニー仙台FC(JFL)
04.01 3-1 国士舘大学(関東大学サッカーリーグ)
04.05 1-1 東京学芸大学(関東大学サッカーリーグ)
04.09 1-1 東京農業大学1goal!(関東大学サッカーリーグ)
04.13 0-0 流経大付属柏高(TM)
04.15 4-1 早稲田大学(関東大学サッカーリーグ)
04.19 2-1 浦和レットダイヤモンズ(TM)
04.22 3-1 専修大学(関東大学サッカーリーグ)
04.24 0-3 FC東京▲(TM)
04.29 1-1 明治大学1goal!(関東大学サッカーリーグ)
05.03 3-1 駒澤大学(関東大学サッカーリーグ)
05.06 2-0 筑波大学(関東大学サッカーリーグ)
05.10 3-3 水戸ホーリーホック▽(TM)
05.12 1-0 中央大学(関東大学サッカーリーグ)
05.17 2-2 東京ヴェルディ▽(TM)
05.20 3-1 法政大学(関東大学サッカーリーグ)
05.24 4-1 鹿島アントラーズ▽(TM)
05.28 2-1 順天堂大学(関東大学サッカーリーグ)
06.01 4-2 流通経済大付属柏高校▽(TM)
06.04 0-0 ロッソ熊本(JFL)
06.10 4-1 拓殖大学(大臣杯)
06.11 4-1 帝京大学(大臣杯)
06.15 0-1 東京ヴェルディ(TM)
06.17 1-2 佐川印刷SC(JFL)
06.25 2-4 佐川急便大阪SC▲(JFL)
06.27 3-2 柏レイソル(TM)
07.02 2-0 徳山大学(大臣杯)
07.04 0-0 福岡大学(大臣杯)
07.30 2-1 ジェフ・クラブ(JFL)
08.03 2-1 中京大学▽(TM)
08.05 4-2 FC琉球(JFL)
08.10 3-1 第一経済大学(TM)
08.13 4-0 三菱水島FC(JFL)
08.15 1-3 びわ湖成蹊スポーツ大学(TM)
08.17 5-0鹿児島実業高校▽(TM)
08.20 2-2 ホンダロック(JFL)
08.23 7-0 水戸ホーリーホックユース(天皇杯予選)
08.27 2-0 クラブ・ドラゴンズ(天皇杯予選)
09.02 1- 専修大学(関東大学サッカーリーグ)
09.06 8-1 三重中京大学▲ (TM)
09.10 5-0 東京農業大学▲(関東大学サッカーリーグ)
09.20 0-1 順天堂大学(関東大学サッカーリーグ)
09.21 1-4 FC東京▽(TM)
09.23 0-2 ロッソ熊本▽(天皇杯)
09.27 2-0 流経大柏高校▽(TM)
11.10 7-1 国士舘大学sub(関東大学サッカーリーグ)
11.12 0-0 Honda FC(JFL)
11.19 0-2 早稲田大学▲(関東大学サッカーリーグ)
11.26 0-0 駒澤大学(関東大学サッカーリーグ)
12.09 3-3 全日本大学選抜▽(TM)
12.22 6-0 八戸大学1goal!(インカレ)
01.07 0-0 福岡大学▲(インカレ)
▽が途中交代、▲が途中出場。subはベンチ入り。全53試合のほとんどがDF登録。MFでの出場はJFLでの数試合だけでした。これも右サイドハーフの可能性があるので、ボランチが(少なくとも4年生になって)初めてというのは、あながち間違いではないかもしれません。

<どうでもいい追記>
うわっこのリスト、それぞれの試合で阿部嵩がどのポジション登録だったかが抜けてますね・・・
ほとんどの試合でDF登録だったっての伝えるためだったのに、これだと単なる出場試合の羅列になっちゃって、なんだかわからないですね。
すみませんもう一回調べるのめんどいんで、このままで・・・。
<追記ここまで>

ただ、前述の公式リリースにもボランチできるって書いてあるし、大学4年間で一つのポジションしか出来ないフィールドプレーヤーなんて今時いないし、これだけ試合していればボランチの経験もそこからへんの選手よりあることでしょう、きっと。あんまり気にしなくてもいいんでしょうね。でも次はサイドのプレーも見てみたいものです。
ちなみに今回ベンチスタートでしたが、それだけ見てレギュラーじゃないのかい!とか思っちゃいけません。上の記録を見てわかる通り、れっきとしたTOPチームのばりばりレギュラーです。
ただ、09.27の練習試合から11.10の関東大学サッカーリーグ国士舘大学戦でベンチ入りするまで約1ヶ月のブランクが見て取れますが、どうやらこの時期に怪我をしてたみたいなんですね。今は調子を戻している時期なのでしょう。
10日の2回戦は、流経大は2人出場停止なので、スタメンもあるかもしれません。

余談ですが阿部嵩。流経大サッカー部公式の選手プロフィールによると特技が書道とありますが

これを見る限り、なんだか微妙な感じです。


あと一人、忘れちゃ行けない選手がいますね。そう、鎌田次郎です。
20070107鎌田

昨年、鎌田の大学での試合を数試合見たのですが、今になって、「ああ、あの時の鎌田は本来の鎌田じゃなかったんだな」って思い知らされました。それほど今回の鎌田はすばらしかったです。
やっぱりプロでの経験が生きているのか、それとも元々これだけの選手だったのか、ラインのコントロール、ゴール前での落ち着きぶりと判断力には試合を通じて唸らされっぱなしでした。
得意の足技も相変わらずの冴え。空中二段蹴りクリア!マス大山直伝!
20070107鎌田その2

ロングパスを受けようと待ち受ける相手の背後からボールの軌道を読みきり、ジャンプして飛び込みながらのカット!(ファウルとられたけど。なんでだろ?相手に触ってないのに)
20070107鎌田その3

ハイボールの競り合いも完璧。
20070107鎌田その4

この日は当然のようにウチの下平スカウトも来ていましたが、来年の卒業時までに絶対に他クラブに獲られないようにして欲しいです。

さて試合に戻りますと、両チーム結局無得点でPK戦に。福岡大の一人目がU−19代表でもある流経大GK林の完璧なセーブによりいきなり失敗。
20070107林

その後全員成功しての流経3人目は鎌田は福岡大GK赤星がこれをセーブ。がっくりする鎌田。
20070107鎌田その5

ところが蹴るより先にキーパーが前に出たとして蹴り直し。手袋を投げ捨て気合を入れる鎌田。
20070107鎌田その6

今度は成功してバックスタンドの応援団に最敬礼する鎌田。
20060107鎌田その7

そして流経大5人目、飯田が止められますがまたも先に動いたとしてやり直し。
20070107飯田

やり直しの末飯田も成功。5-4で流経大が準決勝へと駒を進めました。
試合終了後、健闘を称え抱き合う両チームキャプテン。敗れた福岡大キャプテンの赤星も、最後尾からよくチームをまとめて、自らも好セーブを連発。PK戦では多少の不運というかミスもあったかもしれませんが、非常に存在感のある、いい選手でした。鳥栖に入ってからも、チェックしてみたいです。
20070107試合終了

この大会の今後ですが、10日に準決勝、14日に国立で決勝戦が行われます。
ちなみに流経大の次の相手は立命館を下した早稲田大学。
後半途中からしか見てませんが、めちゃめちゃ強かったです。
10日は平日で観にいけないため、出来れば14日の決勝戦に進んで、もう一度鎌田を、そして阿部嵩を見てみたいですね。

平成18年度 第55回 全日本大学サッカー選手権大会

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