●9/2第80回関東大学サッカーリーグ戦(後期)第12節 流通経済大×専修大
9/2第80回関東大学サッカーリーグ戦(後期)第12節
×流経大 1(1−1)2 専大○
得点者:【流経大】三門 【専大】池田、吉田
西が丘に鎌田を見に行ってきました。大学ではどういう使われ方をしているのか興味があったのですが、4バックの中央で、ライン統率とフィードを担当。柏でのそれと全く同じ役割で、カバーリングや体の入れ方、足技でのボール捌きの巧みさも相変わらずでした。フィードを受け持つ一方で、最終ラインから細かいパスでつなごうとしたり、あるいは自らドリブルで持ち込むのも。
柏の鎌田と流経の鎌田。その違いは流経が先制したシーンにありました。

これが流経・三門のゴールシーン。そしてその直後。

真っ先に三門に飛びついたのは・・・鎌田。ちなみに相手ゴール前です。
もうちょっと詳しく説明しますと、このゴールは、実は専大のCK直後のこぼれ球からカウンターでのものでした。つまり、流経のゴール前にほとんど全員戻った状態から、カウンターで一気に相手ゴールまで持ち込んで得点した三門に真っ先に飛びついたっていう事は、鎌田もこのチャンスに相手ゴール前まで詰めていたってことなんです。FWら前衛陣の誰よりも早く。
柏での試合でも、不意にボールを持って駆け上がったり、CKでもこぼれ球に反応よく詰めたりというシーンは何度か目にしていて、そういう攻撃センスはあるんだろうなとおもっていたのですが、大学での彼がここまで攻撃的とは思いませんでした。
ただ、試合の方はと言うとここから流れが変わってきます。大きく引いた専修の鋭いカウンターを何度も受け、あげくゴール前をぽっかりとあいたスペースに池田をフリーにする失態で同点ゴールを押し込まれます。

さらに後半、またもカウンターから吉田が鎌田をかわし(写真真ん中の奥が鎌田)、逆転弾を決められます。

この後流経はパワープレーや個人技で一方的に攻め、専修に退場者が出てそれに伴う流経のPKもあったりもしたのですが、これをキーパーが好守で止めるなど専修必死の守りででゴールを割る事が出来ずタイムアップ、駒澤大学が勝ったこともあって、流経は首位陥落となる痛い星を落としました。
鎌田の短所をあえて言うと、高いボールに対してウォッチャーになるきらいがあり、そういう場面で守備の受け渡しがルーズになるのと、ちょっと自分の足技に過信している部分もあるかなと感じました。とはいえ、この日の流経は全体的に動きが重く、専修の守備偏重のスタイルとの相性もあるので、鎌田一人がどうのこうのという内容ではなかったと思います。
それでも彼の動きを見ていると、石崎さんが重用するのもわかるような気がしてきました。
ちなみに鎌田とコンビを組んでいたもう一人のCBは、ヴェルディに強化指定されている飯田。声もよく出ていて、高さとガッツを兼ね備えた、指導者なら必ず欲しがる優秀な、かつ典型的なストッパーでした。正直に言うと、純粋なディフェンス能力だけで言えば飯田の方が優秀なのでは?とこの試合では思わされたのですが、ではなぜ鎌田なのか?
彼と同じタイプ、フィードが出来て、ボールを捌けるリベロタイプのライン統率者が、今の柏レイソルのCBにはいないのです。
岡山、祐三にせよ、高さとスピードという持ち味の違いはあるにせよ、基本的には対人を得意とするストッパー。怪我で出られる状態ではありませんが近藤、根引もご存知の通りで、深津もサテライトの数試合しか見ていませんがおそらく同様のタイプ。石川や大河原もどちらかというとこちらの部類に入ると思います。
さらに鎌田は大学サッカーというか流通経済大学ならではの「実戦経験」が豊富。流経は数百人の部員を抱え、大学リーグ(TOP)、JFL、茨城県社会人リーグ1部(クラブ・ドラゴンズ)、さらにはU19からU22までの各年代別と実に合計7チームを持っていて、鎌田はその頂点であるトップチーム(大学リーグに参戦)に所属しているのです。さらに練習試合も頻繁に行い、ほぼ週に1〜2試合は確実に試合をこなしています。
この辺りが、強化指定されて合流後すぐに先発を任され、度々戦列を離れても、戻ってくるたびに石川らを差し置いて起用される要因ではないかと思います。
また、初先発の試合でもピッチ上で岡山と守備ラインについて互角にやり合い、ミスした谷澤を怒鳴りつけたりといった「ピッチ度胸」具合も石崎さんの信頼を厚くしているのではないでしょうか。
ちなみに一番上の写真は西が丘に掲げられていた鎌田の弾幕。実は鎌田、この試合(先発フル出場)の翌日に浦和レッズとの練習試合に出場しています。
試合結果 9月3日(日) 11:00 大原グラウンド 1-2 浦和レッズ
まさに鉄人。というかタフネス!彼の今年の出場試合をカウントしたら、大変な数になるのでは。なんでこんなに試合出来るんだろう?彼の顔を見ているとなんとなく「風車の理論」という言葉がなぜか浮かんできましたが、理由はわかりません。
実は、この試合を見に行った理由の一つとして、「もう彼を柏の選手としてみる事はないのかな」と思ったからなんです。というのも、今まで鎌田は大学の試合の方を優先で、それは石崎さんも認めている事なのですが、後期の大学リーグ戦が始まったら、柏の試合とバッティングしまくりなので、大学の方に専念なのかなと思っていたからです。ちなみに大学リーグの流経大の予定は
09.02 14:10 vs専大@西が丘
09.10 14:10 vs東農大@古河
09.20 18:10 vs順大@夢の島
10.01 14:10 vs中大@ひたちなか
10.14 14:10 vs筑波大@古河
10.22 14:10 vs明大@フクアリ
10.29 14:10 vs東学大@西が丘
11.04 13:40 vs法大@千葉東総
11.10 18:10 vs国士大@江戸川
11.19 13:40 vs早大@ひたちなか
11.26 13:40 vs駒大@西が丘
となっています。早速、今週の仙台戦(9日)とかぶってますよね。
ところが、本スレで「水曜日の練習に鎌田が参加してる」という書き込みを見てビックリ。というのも、鎌田はその日の午前中に大学の方の練習試合に出ていたからです。
試合結果 9月6日(水) 10:20 流通経済大学サッカー場 8-1 三重中京大学
や・・・やる気だ。ヤツはやる気だ、仙台戦・東農大戦の連戦を!そうすると今後のスケジュールも一気に楽になる!なんだったら時間がまるっきりかぶってても鎌田ならなんとかしてくれるんじゃなかろうか。
それはともかく。仙台戦に出る出ないは別にして、鎌田が今後も柏の試合に出てくれそうでひと安心。大学生でありながら柏の選手の中で最も「タフネス」を具現化する男・鎌田。彼が意外と終盤戦の鍵を握る男になるかもしれません。


