●第30回日本クラブユースサッカー選手権 予選グループ vs広島ユース

adidas CUP 2006 第30回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 グループリーグ第2日【B】
2006年7月30日@福島県JヴィレッジNo.3ピッチ
×2−3サンフレッチェ広島F.Cユース
得点者:比嘉×2
前日、強豪清水ユースを下した柏ユース。その勢いでグループリーグの本命・広島ユースを破るようなことがあれば、予選グループ突破どころか大会の台風の目になる可能性もあったのですが・・・。
電車に揺られること約5時間。やって来ましたJビレッジ。広大な敷地に天然芝のピッチが10面以上あり、そこで日本中から選抜されたクラブユースとそのサポが集うさまはちょっと壮観で、かつ身が引き締まる思いでした。
試合開始直後から広島ユースの速い攻めと吹き荒れる強風に戸惑い、押し込まれる柏ユース。開始わずか3分で直接FKを叩き込まれいきなり先制されてしまいます。
しかし12分、相手ゴール近くのスローインからチャンスを作り、混戦から1年生比嘉が頭で押し込み同点に。

とはいえ相手のパスの正確さと早さ、寄せの早さにどうしても後手を踏みがちで、加えて風下でロングボールは流れ、競り合いでも相手に封じ込まれる。そういう何をやってもうまくいかない展開の時はどうしても判断が鈍りがちで、2失点目はなんでもないパスをボーっと突っ立って受けようとしたらパスをかっさらわれるという、トップが前日の草津戦で失点の基点となってしまった忠成のプレーのようなミスからミドルシュートを打たれ喫したものでした。
1点差を追って迎えた後半、相手スローインからふわりとあがったクロスがバーにあたり、コロコロと転がってそのまま外に出ると思いきやポテンと落ちたのはフィールド内ゴール前。この時、レイソル守備陣は全員がボールウォッチャーになっていて、ボールに詰めていたのは広島の選手のみ。当然、易々と押し込まれて2点差となる3失点目となってしまいました。不運なようで、随所でみられていたボールへの執着心の差が、こんなところで露呈してしまった形です。
得失点差が大きな意味を持つ予選グループ。ここで1点差にするか2点差で終わるかで天国と地獄の境い目になるかもしれません。終盤、ようやく攻撃の形を作って怒涛の攻めを見せたレイソル、ロスタイムにCKから比嘉が頭で押し込み2点目を決めました。

結局このままタイムアップ。レイソルの予選突破は最終戦の新潟ユースまで持ち越しとなりました。
2次予選のマリノス・ショックの時ほどの力量差は感じなかったにせよ、広島ユースはさすがに強豪だと思わせられた試合でした。
マリノスもそうですが、パスやシュートの技術というものもさることながら、ボールへの執着心、相手の一瞬のミスを見逃さないといった点でチーム全体の意思が統一されていて、それがこの日の結果につながっていたのではと思います。そしてそれは技術を教える事以上に指導者の力量にかかっているといったらウチのコーチ陣をけなすみたいなので言いませんけど。
でも収穫はあったと思います。太田のドリブルは間違いなく全国に通用する事がわかったし、キーパー岡田のセービングも見事でした。そして前日の清水戦でハットトリックを記録したFW山本、さらにはなんと言ってもこの日2得点の比嘉!ジュニアユース時代は日本代表にも選ばれてい全国にも名を知られていた彼ですが、日本中のクラブチーム関係者が集まるこの大会で広島相手に2得点したことで、比嘉厚平の名はユース・シーンにおいても名を轟かせることになったでしょう。実際、プレーを見ていても広島イレブンを含めてさえもちょっとモノが違う感じでした。
話は変わりますがウチのGMとチーフスカウトも視察にきてました。知り合いらしき関係者に「ベルディの試合はあっちですよ」と言われて苦笑いしてました。
2人の目にはレイソルユースの戦いぶりはどのように映ったんでしょうね。
試合後、レイソルユースのコーチ陣と談笑するフリをしつつ2得点した広島FW平繁に密着マークしてましたがもしかして来年レイソルに彼がガクブル。

この写真と帰りに常磐線が止まったのは全然関係ないと思います。

