●サテライト vs水戸戦

2006Jサテライトリーグ
2006年5月28日@水戸市立競技場
柏レイソル 3−1 水戸ホーリーホック
得点者:ドゥンビア×2、山本
遅くなりましたが日曜日に行われたサテ戦のレポです。水戸市陸は初めてだったのですが、前日から降る雨でピッチが偉いことになってました。

ピッチに水溜り。アップもままならない。
だから試合中も


水しぶきが。

ボールは止まり、

選手は足を滑らせる。

汚れた手を水溜りで洗う綺麗好きの瀬戸さん。
こんなコンディションだったので、好ゲームとはいかなかったのですが、あまりのピッチコンディションに反応しているうちに、ギャラリーも変な方向にテンションが上がっちゃって、試合展開と相まって中々に熱い試合となりました。

水戸がサテライトリーグに参加するのは初めてらしく、文字通り足元の悪いコンディションながら結構たくさんの水戸サポが来場してました。もちろん柏サポもね。で、水戸サポは鳴り物つきのコアグループも。

今回の一番大きな、明るいニュースは落合の実戦復帰でしょう。昨年のシーズン終盤に怪我して以来、なかなか状態がよくならずやきもきしてましたが、ようやく戻って来てくれました。
で、動きですがよかったですよ!久々とは思えない落ち着いた動きでボールを捌き、また持ち味の大声も健在。若いチームを絶え間なく叱咤激励し、瀬戸とともに組んだボランチとして時には攻撃にも参加していて安心して見る事が出来ました。
瀬戸もよかったですよ。機を見てゴール前にガンガン上がり、中田ヒデもびっくりの高速スルーパスも出してました。

柏はフラットな4枚が持ち味。この試合でも宇野沢、長谷川、忠成、ドゥンビアが前線でフラットに・・・ってあれ?
実際は長谷川1トップに左忠成、右ドゥンビアで宇野沢トップ下のフォーメーションでスタートし、随時4人が位置を入れ替えるスタイルでした。

こちらが最終ライン。左から石川、大河原、聡太、ユースの須藤。実は須藤は前日にユースの公式戦に先発フル出場しているので、2日連続の試合という事になります。
参考・2006年05月27日 Jユース杯関東大会 2次リーグ(グループB):のほほん日記
前述したように極端に悪いピッチ状態のため、ボールがつながらず奪われてカウンターをくらう事もしばしば。前線も連携がとれずにチャンスを逸する事もしばしば。

たまらずピッチ脇に出て指示を飛ばす石崎監督。

試合展開がまったりしてきたので観客席をキョロキョロ。漢前田だ、あ、ウチの社長も来てる、横井頑張ってるな!速報入力用の机使わせてもらってないぞ!頑張れ!水戸は2台もパソコン使って何する気だ!おお永井もいる!水戸の選手とナニ話してるんだこのスケベ!水戸のアンダーソン(ジェレミーウォーカー風表現)だ!近くで見ると意外とかっこいいな!
とかよそ見してるとどよめきが・・・。

あれ?点入った?誰が入れたの?
「ドゥンビアだよ!オーバーヘッドだよ!」
マジですかー!?

デビュー戦でいきなり結果だしちゃったねー。祝福されるドゥンビア。

水戸のシュートシーン。加藤の好セーブで失点を免れる。加藤はこの日もう一度ビッグセーブを見せたのですが、まだちょっと安心して見られないところがありますね。目の前で撃たれたシュートには滅法強いんですが、基本的に相手選手がボール持って迫ってきてもあんまり動かないんですよ。かといって守備陣に指示を出してるわけでもないし。だからおいおいそれでほんとに大丈夫なのかよ、って感じちゃうんですよね。
以前練習でなんでもないゴロボールをポロリしてゴールインさせちゃったシーンを目の当たりにしたり、バックパスを空振りしてたとかいう話を人から聞いたりするから、そういう偏見あるのかもしれないですけど。
でも至近距離からのシュートセーブはいいので、頑張って欲しいです。

1−1で前半終了。引き揚げてくる選手はみなご覧の通りドロドロに。

後半。風下になったせいか水戸の攻勢。水戸選手のミドルシュート。これが風で急に向きがかわったのか?加藤一歩も動けないままゴール・イン。

あまりの余裕をもった見逃しっぷりに最初サイドネットかと思った。ま、ファインゴールだったってことで。加藤も苦笑い。

予備のボールがないため、こんなところまでアウトしたボールが戻るまで試合が止まる。

さてドゥンビア。決して万全ではないピッチコンディションでしたが、それでもその実力の片鱗は出せたのではないかと思います。
走りのスピードは感じさせない、けど速い。例えばボールを持ってるときに相手が寄せて来ても、ボールを前に蹴り出してあっという間に1完歩くらい置き去りにしてしまう瞬発力。
彼のドリブルは鈴木達也の直線的なスピードのそれとも、谷澤のようにピッチとストライドの強弱で勝負するタイプとも、柳澤の上体でのフェイントを利用して抜いていくものとも違うように感じました。あえて一番近いタイプを探すと04年に所属していたゼホのドリブルをもうちょっと鋭角的にした感じ?魚で例えるとゼホがウナギならなら、ドゥンビアは川魚。例えばボール持ってて複数のマークに来られたら、ゼホがぬるりぬるりと相手のいない方に避けていく(そしてゴールが遠くなっていく)のに対し、ドゥンビアはあくまでゴールへの最短距離を選んで、相手の隙間をすり抜けていく。鮎が上流に向かってスイッと上っていく様を思い浮かべて下さい。
それと単なるオナニードリブラーと一味違うのが、ボールへの執着心。

このように一旦ボールを奪われかけても

すぐ取り戻す。
そうかと思えば、ゴール前まで迫っても味方がフリーでいると見るやパスを出すなど、適度な球離れのよさも持ち合わせているようです(ただ、パスの精度がイマイチだったのは、まだまだ連携不足なのでしょう。思いっきり敵しかいない場所にヒールパスしてたし)。
あと、性格がとてもいいのか、チームに溶け込もうと必死なところを見せていたのも好印象。

忠成の厳しすぎるパスに追いつけず、「ドンマイ!」とサムアップ。この他にも味方だけでなく接触した相手選手にも、はたまた審判にまでサムアップを連発してました。少なくとも観客席の支持は得ていたと思います。
さて、両チームにも疲れが出てきた残り20分の時点で山本、堀田のユースコンビを投入。先発の須藤、後半頭から投入された左サイド輪湖らとともに、ユース勢が明らかにゲームを動かすカンフル剤となります。
ドゥンビアと2トップを組んだ山本はサイドの裏へ抜ける動きとポストレプーを巧みにこなしマークのきつくなったドゥンビアの負担を軽減。

そしてコミュニケーションもしっかりと。って、何語でしゃべってるの?

公式の速報で「瀬戸が手を負傷したようで(前半から)ピッチ外で治療していた」とありましたが、これを見る限りコンタクトを落としていたようです。あのピッチに落としたコンタクトをもう一回はめないといけないんだから、そら厳重に洗うよなあ。

さて得点シーン。須藤が右サイドでタックルしボールを奪い、宇野沢を経てドゥンビアへ。キープしたボールをサイドを駆け上がった須藤に流し、須藤クロス。

それを山本がドンピシャのヘッド!

ビューティフルゴール!

喜び合う17歳と18歳。日象友好の架け橋。

さらに終了間際、ドゥンビアドリブルでゴール前へ。一度奪われそうになるも、再び奪い返して・・・

シュート!

決定的な3点目!

コーナーポストで喜びのダンス。トップで見る事が出来る日は来るのか?

堀田も参加。日象友好のry

するとこの直後。電池が切れたのか、本人が言うように削られて急に痛みが出たのか、うずくまるドゥンビア。

プレー続行中だけど自らピッチ外へ(右上)

そして倒れ込む。心配する観客席からなかなか気付かない審判に催促の声が飛ぶ。

そのまま終了。試合終了の挨拶にも参加出来なかったドゥンビア、ようやく回復して戻ってきてお辞儀すると場内大拍手。

これには思わず笑顔のドゥンビア。

試合終了後は交流タイム。石崎監督に挨拶する岩舘。何かと思ったら川崎のユース出身なんですねこの人。そのほか、水戸のジュニアユースコーチだった高コーチにボールボーイを務めていた水戸のユースっ子が挨拶してました。広報日記にも書かれてましたが、柳澤の弟もいましたよ!スタジアムの外で女の子に写真撮影せがまれてました。兄弟揃って人気者。

ドゥンビアとヤングレイソルたち。年齢が近いだけに彼らも馴染みやすいのかも?

試合後の彼ら。ドロドロです。滅多に出来ない貴重な経験が出来たと思うし、同時にこういう環境での試合を強いられるJ2というカテゴリから一刻も早く抜け出したい。
今回のMVPは文句なしにドゥンビア。この日の相手メンバーの実力もよくわからないままだったので即トップで通用するかは未知数ですが、この日の観客全員に「もう一度プレーを見てみたい」と思わせたのは間違いないでしょう。
どうでもいいけど、「ドゥンビアあいつは化物だよ!」と興奮してた水戸サポがいたんですがCA(水戸のカリスマサイト)の中の人かなあ?

もし相撲みたいな三賞を決めるとすると、技能賞が落合。殊勲賞が勝ち越しゴールの山本で、敢闘賞はこの須藤でしょう。メンバー中唯一の2日連続フル出場。序盤はミスも多くゲームの流れに乗れていない印象でしたが臆することなく徐々に本領を発揮。その運動量は試合の終盤になればなるほど増していき、果敢なタックルのボール奪取と直後のアシストで2点目に貢献しました。現ユースのキャプテンとしての矜持を見せたのではないかと思います。。
ちなみに、トップの試合のない6/3、4日はユースの公式戦あるから、みんな観に来てね。
観ている方も疲れた試合でした。ちなみにこのエントリ建てるのも疲れた。みんなお疲れさん。

