●1節 vs湘南
いつもの空、いつもの風、そして、いつもの芝。中野太陽会です。

湘南戦出場選手を採点してみよう

アウェイゴール側、熱狂する相手チーム選手と相手チームサポーター。腰に手をあて呆然とする雄太、大の字に寝転び天を仰ぐ亮、地面を叩く中澤。
去年の開幕戦がフラッシュバック。

思えば展開まで去年を思い起こさせる。前年までのカテゴリの違いを思い知らせるかのように圧倒する前半。それでも決めきれぬもどかしさ、終盤待望の先取点も、次第にジリ貧となり押し込まれ始め・・・。
昨年までの負の遺産の精算が終わっていないという事か。いくら選手が選手が入れ替わり、指揮官が変わっても、古くは日立時代から長年に渡り染み付いた勝負弱い体質はそう簡単には拭えないという事か。
・・・なんてな!
結果はアレでしたが楽しめましたよ開幕戦。人が動きボールが動く、パスの出し先に相手がいる、ゴールへのプロセスが見える。これがサッカーか!
うん、楽しかった間違いなく。もちろん、勝てば最高の結果だったろうけど、こういう結果でも強がりでも悔し紛れでもなくて、心の底から楽しかった。
前半の布陣
−−北嶋−−鈴達−−
平山−−−−−−谷澤
−ジエゴ−−山根−−
大谷−−−−−−−亮
−−岡山−−祐三−−
−−−−雄太−−−−
ベンチ:忠成、将太、永井、中澤、加藤
基本布陣はこれ。ただし、中盤の4人は限りなくフラットに近く、ディエゴもかなり高い位置で動きまわっていたので、実質山根の1ボランチ。そして、平山も攻撃時はトップの2人と同列の位置まで上がり3トップのような状態になっている場面が多かった。
空いたスペースは、基本的に大谷、もしくはディエゴがフォロー。右の谷澤が上がっている時は亮がフォロー役。大谷が平山のフォローで上がっている時は亮が下がって3バック。
それだけでなく、平山と谷澤は常時めまぐるしくポジションをチェンジし、これが実に上手くはまって二人で度々相手陣地深くまで侵入し、ゴールを脅かしていた。
それ以外にもポジションチェンジは前線だけでなく亮が左に行ったり、祐三がサイドに流れたりと様々な箇所で見受けられた。ただ求められる役割が変わるわけではなく、異なる位置で変わらぬクォリティの動きをする、という感じで石崎サッカーは一人一人の選手がユーティリティ化、というより「ポジションの広域化」を目指してるのではないかと思った。
−平山−北嶋−鈴達−
ジエゴ−−−−−谷澤
−−−−山根−−−−
大谷−−−−−−−亮
−−岡山−−祐三−−
−−−−雄太−−−−
攻撃は前線の5人、中でもディエゴがボールをキープすると前4人がサイドに走っての左右の散らし、個人技では明らかに上回るものの、しかし急造チームの悲しさ肝心なところでパスミス、ポジションミスが出て相手にボールを渡してしまう場面もみられる。相手の湘南は外国人3人がよくボールに絡むもののこちらも昨年と大幅にメンバーが入れ替わったせいか連携がイマイチでミスが多く、それに助けられた部分もあった。
北嶋の出来があまりよくなく、決定機を再三外していたのもあったがそれ以上に(相手が引いて守っている事もあって)攻撃に時間と手間をかけすぎ、むざむざとチャンスを逸する場面もあった。後半になり、相手は露骨に下がってロングボールで前線に放り込み始めると、柏の選手は対処に戸惑い、押し込まれる場面も見られるようになる。
ようやく先制したのは後半27分。谷澤のCKに大谷が詰め、こぼれたボールに岡山が滑り込み、足で押し込んだ。
しかしその5分後、大車輪の働きだったディエゴを下げ、中澤を投入。ロングボール対策なのは明らかだったが、キープできて攻撃の起点となる選手が不在となり、柏の攻撃は手詰まりの感を見せ始める。
−−北嶋−−鈴達−−
平山−−−−−−谷澤
−−大谷−−山根−−
祐三−−−−−−−亮
−−岡山−−中澤−−
−−−−雄太−−−−
鈴木達也の鋭い李クロスを北嶋のヘッドが捕らえ、惜しくも枠をそれる場面もあったが、目ぼしい決定機は現れない。そこで試合も終了間際となったところで、谷澤を下げ鈴木将太を投入する。予想されたサイドではなく、鈴達を1列下げて将太はトップの位置に。結果的にこの試みはあまり上手く行かなかった。また、山根負傷退場のアクシデントで急遽?永井を投入。
−−北嶋−−将太−−
平山−−−−−−鈴達
−−大谷−−永井−−
祐三−−−−−−−亮
−−岡山−−中澤−−
−−−−雄太−−−−
これが最終的な布陣。
今日の試合を見て、レイソルは間違いなくこれから強くなっていく事を確信した。多分第1クールが終わる頃には去年のチームより強くなってると思う。ただ去年のチームはJ1から降格したチームなんだけどね。だからもっともっと強くなっていかないといけない。選手個々人の技術も、戦術的の面でも、そして何より精神力の面でも。チームだけでなく、石崎監督だってこれまでと同じでは昇格できないし、むしろ今年はチームを1から作り上げていかないとならない分、条件は厳しいから、監督も成長していかないといけない。今年のチームはそれが出来ると思う。
まだまだ柏に足りないピースはたくさんある。今日の失点はまさにそれだし、同じ相手と4回も対戦するのだから次から研究されて、今回通用した事もどんどん通用しなくなっていくだろう。今回の湘南が後半見せたような、「ベタ引きからのロングボール」を前半からやってくるチームもあると聞く。それにどう対処していくか。もしかしたら、個人技で勝るチームだって出てくるかもしれない。そして過酷な日程を消化していくにつれ、選手達もチーム自体もどんどん消耗していくだろうし、そうなった時に真価が問われる事になると思う。
柏には乗り越えていかないとならないものがたくさんある。四の五の言わず乗り越えてくれ。
そしてリーグ終盤、「開幕戦のあの1点がなければ」という思いだけはしたくない。笑って2006年を終えよう。

| 2006Jリーグ ディビジョン2 第1節 2006年3月4日@日立柏サッカー場 | ||||
| 柏レイソル | 1 | 0-0 | 1 | 湘南ベルマーレ |
| 1-1 | ||||
| 岡山 一成 | '72 '89 | ファビオ | ||
| create by loopshoot.com --TextMatchReport-- |
湘南戦出場選手を採点してみよう

アウェイゴール側、熱狂する相手チーム選手と相手チームサポーター。腰に手をあて呆然とする雄太、大の字に寝転び天を仰ぐ亮、地面を叩く中澤。
去年の開幕戦がフラッシュバック。

思えば展開まで去年を思い起こさせる。前年までのカテゴリの違いを思い知らせるかのように圧倒する前半。それでも決めきれぬもどかしさ、終盤待望の先取点も、次第にジリ貧となり押し込まれ始め・・・。
昨年までの負の遺産の精算が終わっていないという事か。いくら選手が選手が入れ替わり、指揮官が変わっても、古くは日立時代から長年に渡り染み付いた勝負弱い体質はそう簡単には拭えないという事か。
・・・なんてな!
結果はアレでしたが楽しめましたよ開幕戦。人が動きボールが動く、パスの出し先に相手がいる、ゴールへのプロセスが見える。これがサッカーか!
うん、楽しかった間違いなく。もちろん、勝てば最高の結果だったろうけど、こういう結果でも強がりでも悔し紛れでもなくて、心の底から楽しかった。
前半の布陣
−−北嶋−−鈴達−−
平山−−−−−−谷澤
−ジエゴ−−山根−−
大谷−−−−−−−亮
−−岡山−−祐三−−
−−−−雄太−−−−
ベンチ:忠成、将太、永井、中澤、加藤
基本布陣はこれ。ただし、中盤の4人は限りなくフラットに近く、ディエゴもかなり高い位置で動きまわっていたので、実質山根の1ボランチ。そして、平山も攻撃時はトップの2人と同列の位置まで上がり3トップのような状態になっている場面が多かった。
空いたスペースは、基本的に大谷、もしくはディエゴがフォロー。右の谷澤が上がっている時は亮がフォロー役。大谷が平山のフォローで上がっている時は亮が下がって3バック。
それだけでなく、平山と谷澤は常時めまぐるしくポジションをチェンジし、これが実に上手くはまって二人で度々相手陣地深くまで侵入し、ゴールを脅かしていた。
それ以外にもポジションチェンジは前線だけでなく亮が左に行ったり、祐三がサイドに流れたりと様々な箇所で見受けられた。ただ求められる役割が変わるわけではなく、異なる位置で変わらぬクォリティの動きをする、という感じで石崎サッカーは一人一人の選手がユーティリティ化、というより「ポジションの広域化」を目指してるのではないかと思った。
−平山−北嶋−鈴達−
ジエゴ−−−−−谷澤
−−−−山根−−−−
大谷−−−−−−−亮
−−岡山−−祐三−−
−−−−雄太−−−−
攻撃は前線の5人、中でもディエゴがボールをキープすると前4人がサイドに走っての左右の散らし、個人技では明らかに上回るものの、しかし急造チームの悲しさ肝心なところでパスミス、ポジションミスが出て相手にボールを渡してしまう場面もみられる。相手の湘南は外国人3人がよくボールに絡むもののこちらも昨年と大幅にメンバーが入れ替わったせいか連携がイマイチでミスが多く、それに助けられた部分もあった。
北嶋の出来があまりよくなく、決定機を再三外していたのもあったがそれ以上に(相手が引いて守っている事もあって)攻撃に時間と手間をかけすぎ、むざむざとチャンスを逸する場面もあった。後半になり、相手は露骨に下がってロングボールで前線に放り込み始めると、柏の選手は対処に戸惑い、押し込まれる場面も見られるようになる。
ようやく先制したのは後半27分。谷澤のCKに大谷が詰め、こぼれたボールに岡山が滑り込み、足で押し込んだ。
しかしその5分後、大車輪の働きだったディエゴを下げ、中澤を投入。ロングボール対策なのは明らかだったが、キープできて攻撃の起点となる選手が不在となり、柏の攻撃は手詰まりの感を見せ始める。
−−北嶋−−鈴達−−
平山−−−−−−谷澤
−−大谷−−山根−−
祐三−−−−−−−亮
−−岡山−−中澤−−
−−−−雄太−−−−
鈴木達也の鋭い李クロスを北嶋のヘッドが捕らえ、惜しくも枠をそれる場面もあったが、目ぼしい決定機は現れない。そこで試合も終了間際となったところで、谷澤を下げ鈴木将太を投入する。予想されたサイドではなく、鈴達を1列下げて将太はトップの位置に。結果的にこの試みはあまり上手く行かなかった。また、山根負傷退場のアクシデントで急遽?永井を投入。
−−北嶋−−将太−−
平山−−−−−−鈴達
−−大谷−−永井−−
祐三−−−−−−−亮
−−岡山−−中澤−−
−−−−雄太−−−−
これが最終的な布陣。
今日の試合を見て、レイソルは間違いなくこれから強くなっていく事を確信した。多分第1クールが終わる頃には去年のチームより強くなってると思う。ただ去年のチームはJ1から降格したチームなんだけどね。だからもっともっと強くなっていかないといけない。選手個々人の技術も、戦術的の面でも、そして何より精神力の面でも。チームだけでなく、石崎監督だってこれまでと同じでは昇格できないし、むしろ今年はチームを1から作り上げていかないとならない分、条件は厳しいから、監督も成長していかないといけない。今年のチームはそれが出来ると思う。
まだまだ柏に足りないピースはたくさんある。今日の失点はまさにそれだし、同じ相手と4回も対戦するのだから次から研究されて、今回通用した事もどんどん通用しなくなっていくだろう。今回の湘南が後半見せたような、「ベタ引きからのロングボール」を前半からやってくるチームもあると聞く。それにどう対処していくか。もしかしたら、個人技で勝るチームだって出てくるかもしれない。そして過酷な日程を消化していくにつれ、選手達もチーム自体もどんどん消耗していくだろうし、そうなった時に真価が問われる事になると思う。
柏には乗り越えていかないとならないものがたくさんある。四の五の言わず乗り越えてくれ。
そしてリーグ終盤、「開幕戦のあの1点がなければ」という思いだけはしたくない。笑って2006年を終えよう。

