●ユースカップ 三菱養和戦

もう何から書いていいのかわからない状態なんですが、とりあえず日曜のユースの試合を簡単に。
Jユースサハラカップ2005 決勝トーナメント2回戦
2005年12月11日@日立柏サッカー場
柏レイソルU-18 1−2 三菱養和サッカークラブユース
得点者:石戸
公式の試合結果
前半の布陣
−中臺−−石戸−
中野−太田−中谷
−濱屋−−船山−
堀田−大島−小川
−−−桐畑−−−
予選リーグを全勝で勝ち上がった柏ユースの、決勝トーナメント緒戦です。対する三菱養和SCはJクラブのユースでこそありませんが、拠点を都内に持つだけあって選手層は厚く、レベルはかなり高いらしく、Jクラブ以外のユースチームでは最強との話。浦和の永井雄一郎を輩出したクラブといえば話が早いかもしれません。要するに柏にとってはいきなり難敵を迎えたというわけです。
柏はエースストライカーの山本、3バックの中央を務める須藤を欠く布陣。ただし左右サイドと両FWがスペースの裏に走り込むスタイルは変わらず、序盤から攻め込む。
養和のとった戦術は中台、船山の二人のチャンスメーカーを徹底的に封じること。彼らがボールを持つと必ず2人以上で取り囲み、ボールをキープさせない。そうでなくとも養和は効果的にプレスをかけ続け、戦術意図も全員が理解した好チームで、体格的にもヒケをとっておらず、柏は苦戦を余儀なくされる。
それでも柏は14分、下がり目の左サイドから中台が中央へスルーパス。これに走りこんだ石戸がドリブルからゴール前へ持ち込みキーパーをかわし先制ゴールを上げる。
この日も柏は全員がボールに対し貪欲に走りまわるが養和も技術はともかく走り負けせず、徐々に柏の体力を奪いとっていく。
特に船山に対するマークは厳しく、中盤で船山が再三ボールを奪われる場面が目に付いた。そうしていくうちに養和のペースとなっていき、前半はなんとか1点リードで折り返したものの後半になると一方的な養和の攻勢となり、ついに71分、コーナーキックから折り返しを頭で決められ同点にされてしまう。
突き放したい柏は左サイド中野とFW石戸が積極的にゴール前に走りシュートを狙うが単調な攻めもあって得点までには結びつかず。そうしているうちに一瞬の守備の集中力を欠いた柏の隙を見逃さなかった養和が、インターセプトからドリブルでゴール前持ち込み、二人に囲まれながらも技ありのミドルで逆転に成功した。
結局そのままタイムアップ、柏ユースの2005年は終わった。
結果論になりますが攻守のキーマンの不在は痛かったです。中台がマークを受けて中盤に下がりがちになったため、石戸の1トップのような形になってしまい、ポストもある程度こなせる山本がいないため結果攻撃パターンが単調になってしまいました。結果いつものような分厚い攻めが出来ず、惜しい場面はあったものの個人技頼みの単発の攻めしか見せられなかったような気がします。
ただ形としては完敗でした。これまで柏は選手の個人技に加え、体格差や脚力など体力に圧倒的なアドバンテージを持っていたのですが、今回の相手にはそれが予選の時と比べて通用しませんでした。
また、控えの選手の配置もバランスを欠いていて、後半すぐに消えた中谷を替えた以外に、選手の足が止まっていたにもかかわらず打つ手がなかったのも痛かったように思います。
ただ一番大きかったのが船山を抑えられたことでしょう。柏が柏たる要因だった「船山のチーム」である事が、今回は完全に裏目に出ました。というより、船山を抑えたという事実こそが、養和が勝者にふさわしいチームだったといえるのかもしれません。
3年生はこれで完全に引退します。この日失点以外は安定感のあるセーブを見せた桐畑と結局出場のなかった柳澤はトップへ昇格、その他の選手も各々の道を歩む事になりました。出来れば、この後もサッカーを続けてくれて、いつか私たちの前に姿を見せてほしいと思います。どういう色のユニフォームを着ていたとしても。
ユースは育成がメイン・・・とは正論ですが、やはり勝たないと勝者のメンタリティは得られません。大島・須藤・小川の3バックは全員2年生、エースのFW山本、左サイドの中野といった既に中心選手となっている選手も残っています。また、1年生にも代表歴のあるDF堀田や、この日も素晴らしい働きぶりで個人的に来年は彼のチームになって欲しいトップ下の太田という逸材が揃っています(課題はボランチでしょうか)。来年こそは、屈辱的だった今年の雪辱を晴らすような成績を残して、我々に1人でも多くトップ昇格への期待を抱かせて欲しいと思います。
最後に・・・「ユースでもイエローパワー大作戦」について。この効果かどうかはまだわかりませんが、この日もたくさんの方が観戦にかけつけてくれました。ユースの応援に尽力された方々の情熱には頭が下がります。出来ればこの運動を5年10年と続けてもらって、ユースも含めて「俺たちのチーム」を自主的に応援しようという文化の土壌を、作り出していってもらえればと思います。自分も出来る範囲で、協力させてもらえればと思っています。


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